12 Dec映画館の今後を考える

映画館のスクリーン数は減少傾向にあるそうだ。
一般の映画館の閉館が進み、シネコンの出展に適した好立地がなくなってきたためという理由もあるそうだ。
しかし、それだけではないだろう。
映画が公開されても早い作品であれば半年も経たないうちにDVD化され、テレビのロードショーなどで放映されていることも少なくない。
映画館にまで行って観るメリットが感じ辛いいのだろう。
DVDレコーダーや3D対応テレビなどAV家電製品も日々進歩しており、今や家にいながらにしてホームシアターを楽しむこともできる。
3D対応テレビなどは、映画館と同じ偏光方式の3D映像処理を採用している。さすがに映画館並みの大音響は無理だが、臨場感溢れるサウンドも映画館と遜色ない。
そして、ネット配信によっていつでもどこでも映画を始め、アニメやドラマなどが楽しめるのだ。
「ニコニコ動画」でもそれらの映像を安価で楽しむことができるサービスもある。
正直、制作費を何百億円とかけた大作映画や、話題性のあるメジャーな映画を上映するシネコンはあまり好きではない。
シネコンの減少よりも私にとってみれば、ミニシアター系の映画館が減少していることのほうがよっぽど堪える事実だ。
シネコンや一般の映画館では上映しないような作品を上映し、アイディア溢れるイベントも催され隠れた名作を発見する楽しみがあって大好きな場所だ。
ミニシアターの館内は大抵狭いので、距離感が近い。ここにまで来る客なんて、ほぼ似たり寄ったりの人種が多い。
本当に映画を楽しむためにやってきた人はマナーを知っている。
シネコンでは騒いだり大声を上げたり、上映中にも関わらずスクリーンの前を通って外へ出て行く人など、少数ではあるがマナーを守らない人も目立つ。
ミニシアターの聖地である東京でも「シネセゾン渋谷」や「恵比寿ガーデンシネマ」といったミニシアターブームを牽引してきた映画館の閉館が相次いだ。
学生時代によくお世話になった。悲しくて残念でたまらない。
映画館の閉館が相次いでいるというからといって、映画界が衰退しているかといえば決してそうではない。
時代の移り変わりとともに、見る人のスタイルが変わってきたという理由が一番あるのだと私は思う。
映画配信が今後どうなっていくのかはわからないが、一映画ファンとして今後もミニシアターを応援していきたい。

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